聞き手・小川崇
14、15日実施の大学入学共通テストの平均点(中間集計)が18日、発表された。国語は105・17点で、昨年の110・26点から5・09点下がった。河合塾の福永寿美子講師(現代文)に傾向や対策を聞いた。
――今回のテストをどう評価しますか。
現代文について全体を通じて言えるのは、情報を多面的、多角的な視点から解釈する、言語活動の過程を重視する、といった共通テストの問題作成の方針に沿った作問が、今年も意識されているということです。
――具体的な問題内容はどうみていますか。
第1問では、特定の建築物をテーマにしています。一般的な芸術論ではなく、受験生にとってはなじみの薄いテーマだったかもしれません。さらに注釈が10と多く、書物や人物などの固有名詞がたくさんあるため、受験生は読みにくさを感じたのではないのでしょうか。
第2問は例年通り、小説に関…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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