パラリンピアンらアスリートと一緒に競技を体験しながら、パラスポーツへの理解を深めるイベント「BEYOND STADIUM 2023」が5日、東京都渋谷区の東京体育館で開かれた。親子連れなど約2400人が訪れ、車いすバスケや陸上、ボッチャなど6競技を楽しんだ。
競技以外にもブレード型の義足を装着して歩く「義足体験」や、駅のホームなどにある警告ブロックや誘導ブロックの上を、目を閉じ、杖を使って歩く「白杖(はくじょう)体験」のコーナーも設けられた。家族で訪れ、義足の試着と車いすテニスに挑戦した甲斐稔々耶(ねねか)さん(12)は「義足は人の手を借りないとバランスが取れなかった。競技用の車いすは乗るだけで楽しい」と話した。
子どもたちとシュート練習やミニゲームをした、車いすバスケの橘貴啓選手(37)は「健常者プレーヤーも増えている。障害の有無に関係なく、子どもはフランクに車いすバスケを楽しんでくれる。知らないからこそ体験してほしいし、挑戦してほしい」(伊藤進之介)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル