15日から始まる大学入学共通テストなど受験シーズンが目前に迫り、「知恵の文殊さん」として親しまれる堺市西区の家原寺(えばらじ)は、合格祈願の白いハンカチで覆われている。
6日は朝から小雪が舞う天気となったが、合格を祈願する参拝者が次々と訪れ、本堂の壁や柱に志望校を書き入れたハンカチを貼り付けていた。
以前は、受験生らが直接壁に名前などを書いたことから「落書き寺」と呼ばれていたが、今は寺の紋が入ったハンカチに名前や受験先を書いて貼り付けるスタイルになっている。
同寺によると、正月三が日をすぎて祈願する人が増えたため、本堂がハンカチで真っ白になったという。
大阪府内の進学校を目指す中学生は、知り合いも願掛けに来ていたことにびっくり。「同じ学校に進学できたら」と話していた。(新井義顕)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル