公の場でのすべての演奏活動からの引退を表明した世界的ピアニストで指揮者のウラディーミル・アシュケナージさん(82)は2018年11月、朝日新聞のインタビューに応じていた。
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アシュケナージさんは、アイスランド交響楽団との公演で指揮者として来日。翌19年5月に予定されていた息子のピアニスト、ボフカさん(58)とのデュオコンサートについて話す中で、自らの人生を振り返る言葉を語った。
「私は自分の人生に感謝しています。与えられた才能を生かせたこと。そして、その限界を見極める力があったことにも」
輝くような美しい音色で同時代のポリーニ、アルゲリッチらと並ぶ名手として知られた。1963年、旧ソ連から亡命。その後に始めた指揮でも名声を高めた。
「引退」の報は、2007年に…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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