「突然死したということに」命絶った息子、耳を疑った学校側の言葉

 2017年、長崎市の私立海星高2年の男子生徒(当時16)が自殺したのは、学校側がいじめ対策を怠ったためだとして、両親が学校側に約3200万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が24日、長崎地裁であった。この日、母親(50)が法廷に立ち、息子の死からまもなく6年を迎える心境を語った。

 母親の意見陳述によると、遺族が学校に不信感を持ったのは、息子の死から1週間後のことだった。

 「マスコミが騒いでいるので、突然死したということにした方がいいかもしれませんね」

 当時の教頭(現校長)が隠蔽(いんぺい)を示唆するような言葉を電話越しに投げかけた。

 さらに翌日、こう告げたという。

 「希望するなら転校というこ…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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