10年がたった復興への歩み。東日本大震災の被災地を写真で伝えます。
拡大する防潮堤の窓から朝日が差し込んでいた=2021年2月18日午前6時38分、岩手県釜石市、関田航撮影
津波の被害を教訓として、沿岸部には巨大な防潮堤が整備された。岩手県釜石市にある釜石港の防潮堤は震災後、約2メートル高くなった。
一方で少しでも景観に配慮しようと、5メートルおきに壁面の一部がくりぬかれ、「窓」がつくられている。港に面したホテルの従業員は「正直、圧迫感はありますよ。先が見えないような感じがする。けど、窓があるのとないのとでは、少しは違うかな」。
拡大する防潮堤の窓から朝日が差し込んだ=2021年1月29日、岩手県釜石市、関田航撮影
早朝、防潮堤の窓から朝日が差し込む。その向こうに、船から雪を取り除く漁師たちの姿が見えた。(関田航)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル