愛知県一宮市出身で将棋の豊島将之名人(29)が、山梨県で行われた「竜王戦七番勝負」の第四局に臨みました。既に3連勝している豊島名人は、あと1勝の“王手”としていましたが敗れ、竜王奪取は持ち越しとなりました。
「竜王戦七番勝負」は、「竜王」のタイトルが懸かった将棋界最高峰の対局です。
豊島名人(29)は、今回が初の挑戦。七番勝負は10月から始まり、すでに三局が行われていますが、豊島名人は3連勝で今回の第四局に臨みました。
第四局が行われたのは、山梨県甲府市の「常磐ホテル」。
対局の相手は、先日の「大阪王将杯王将戦」で藤井聡太七段を下し、王将のタイトル挑戦を決めて勢いに乗る、広瀬章人竜王(32)。
初の竜王奪取に“王手”で臨んだ第四局は、初日の21日、後手番の豊島名人が仕掛けて封じ手となり、2日目の22日を迎えました。
22日の対局では、広瀬竜王は角を切って、豊島玉に迫ります。
午後4時ごろ、関係者控室に顔を見せたのは、愛知県瀬戸市の高校生プロ棋士・藤井聡太七段。
藤井七段は23日に甲府市で行われる将棋のイベントに出演するため、この日から現地入り。控室では地元の銘菓「信玄餅」をほおばりながら、渡辺明三冠や永瀬拓矢二冠といった先輩棋士らと共に、局面を検討していました。
そして午後7時前、135手で豊島名人は敗れ、竜王奪取は持ち越しに。終局後、「気持ちを切り替えて、また頑張りたい」と語りました。
第五局は12月6日と7日に島根県で行われます。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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