富永鈴香
【茨城】水戸市は、特産の納豆の魅力を広く発信するため、「納豆のまち・水戸」ロゴマークを決めた。
市によると、今年2~3月に案を募ったところ、34の都道府県から、498点の応募があった。納豆事業者や商工会議所などで構成する選定委員会の審査を経て、このほど最優秀賞1点が選ばれた。
制作したのは、水戸市の鈴木吉昭さん(61)。「一目で全てが伝わることを第一に考えデザインした。7本の糸と10粒の納豆で遊び心も加えた」とコメントしている。
市は条例で、7月10日を語呂合わせで「納豆の日」と定めている。ロゴマークは、納豆の販売促進をするキャンペーンや、納豆を紹介したパンフレットなど、納豆のPR事業で使用するという。
2022年の総務省の家計調査では、1世帯あたりの納豆購入額が5961円の全国4位と、21年の3位から順位を下げた。16年を最後に遠ざかっている首位の奪還を官民挙げてめざしており、消費拡大にもつなげたい考えだ。
市観光課の担当者は「多数の応募をいただき、納豆への注目の高さを改めて感じた。多くの人の目に触れてもらい、水戸のイメージアップを図りたい」と話した。(富永鈴香)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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