東京都日野市の土地区画整理事業を巡り、市から助成金として現金8千万円を詐取したとして、警視庁は17日、元副市長で「日野市川辺堀之内土地区画整理組合」の理事長相談役だった河内久男容疑者(79)=東京都多摩市和田=ら3人を、詐欺容疑で逮捕し、発表した。高額な人件費を工事費に組み込んだ虚偽の事業計画書を市に提出して、助成金を申請した疑いがあるという。
ほかに逮捕されたのは、組合職員で元市まちづくり部参事の立川道雄(75)=東京都八王子市左入町=と、組合職員の小田野克巳(64)=東京都大田区西蒲田5丁目=の両容疑者。
捜査2課によると、3人は組合に勤務していた2017年9月~18年9月、日野市中央部の「川辺堀之内地区」に道路や公園、緑地などをつくる土地区画整理事業(約18・7ヘクタール)に関連し、市から助成金を詐取しようと計画。多額の人件費を工事費の一部などと装った事業計画書を市に提出し、19年4月に8千万円の助成金を交付させた疑いがある。3人の認否は明らかにしていない。
河内容疑者の年収は4400万円超
市によると、河内容疑者の組合…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル