福島県内の東北新幹線郡山駅で下り列車が停止位置を行き過ぎた事故で、列車は赤信号にあたる「絶対停止」位置も約450メートル超えていたことが、JR東日本への取材でわかった。約7キロにわたり、車輪がレール上を回転しながら滑っていく滑走状態になっていたとみられるという。JR東は人為的ミスはなかったとみており、車両、設備や自然条件などの状況から原因を調べる方針。
オーバーランしたのは東京発新庄行き「つばさ121号」(7両編成)。通常の停止位置の約70メートル先に絶対停止位置がある。通常の停止位置を約20メートル超えると、自動列車制御装置(ATC)によって自動的に非常ブレーキがかかるが、列車は止まらなかった。最初のブレーキがかかり始めてから止まるまでの約7キロの走行データを確認したところ、ATCに異常はなかったが、すべての車輪が複数回にわたって滑走をしていたという。
JR東の新幹線は、制限速度を超えるとATCによって自動ブレーキがかかり、時速約75キロまで減速すると運転士が手動でブレーキをかけて停車させる。だが当時、郡山駅の約7キロ手前で自動ブレーキがかかり始めたが、運転士は「減速感が弱い」と感じたという。
また、JR東がホーム手前に…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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