安倍晋三首相は17日午後6時、官邸で記者会見を行った。
※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「緊急事態宣言」全国に拡大 安倍首相が会見 (2020年4月17日)」に対応しております。
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来月7日以降も外出自粛要請は継続するのか
フジテレビ:フジテレビのオカシマです。緊急事態宣言に関連してお聞きします。ハーバード大学の研究では、外出規制を解除するたびにこの反動によって感染が広がる可能性があって、今の医療体制のままでは2022年まで断続的に人間の行動を抑制する必要があると指摘しています。安倍総理はおっしゃる長期戦の覚悟ということであれば、国民が予見性を持って備える、行動できるようにする、その指針を示すことが重要だと考えますけども、安倍総理としては今後、緊急事態宣言を解除するか否かにかかわらず、来月7日以降も繁華街への外出自粛要請などは当面、継続されるというお考えでよろしいでしょうか。
安倍:例えば過去にスペイン風邪の大流行があった。あのときにもいったん収まったあと再び感染が拡大して大きな被害が出たと、こういう教訓にも学ばなければならないと思いますが、今回の新型コロナウイルスについてはまさに未知のウイルスであり、十分に確信を持って予見することは、これはできないということは申し上げなければならないと思います。その上において、この5月6日以降はどうなるか、夜の飲食店等への外出も含めてどうするかということについては、今から断定的なことを申し上げることはできません。これはやなり、いわゆる政治的に決めることではなくて、専門家の皆さまの意見をお伺いした上で判断をしたいと、こう思っております。
相手の動きでガードの上げ下げ必要
夜の街についてどうかということでありますが、夜の街については特にこれは3密ということもあり、また、夜の街のクラスターが発生しておりますので、この全国に広げたことを機会に、全国で夜の街への外出はできる限り控えていただきたいと、このように思います。その上で7日以降どうなるかということについてはちょっと尾身先生からお話も伺いたいと思います。
尾身:先ほど総理が申し上げたと思うんですけども、これは基本的にはわれわれ専門家も、5月の6日、どんな結果があるにしろ、それでゼロに、感染がなるということはないので、下火になっても小さな山はその後も続くというのがわれわれの見込みです。従ってどのぐらい、いわゆる国民への協力要請の程度を下げるかどうかというのは、5月6日時点での評価によると思いますが、1つだけ今の時点でほぼ間違いなく言えることは、感染が仮に下火になってもその後まったくゼロになるということはあり得ませんので、小さな山がまた何度か繰り返して来るということは当分、覚悟をしておいたほうが良いと思います。
その小さな山がどのくらいになるかというのは、いろんな要素の積分でありますから、そのときの感染のレベルに応じて対策を、言ってみればガードを、厳しい非常にしたたかなウイルスをわれわれは今、対処しているわけですから、相手の動きによってガードを少し上げたり下げたりするということは当然必要になってくると思います。
司会:それでは次のご質問をお受けいたします。では後列1番奥の方。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース