本田大次郎
国立旭川医科大学(北海道旭川市)の付属病院長に復職した古川博之氏(67)が4日、記者会見を開き、「病院に戻ることができてよかった。コロナ対策や働き方改革を進めたい」と抱負を語った。
古川氏は2020年冬、新型コロナウイルス患者の受け入れをめぐり、当時の吉田晃敏学長と対立。21年1月に解任されたが、4月1日付で新たに学長になった西川祐司氏が古川氏を病院長に復職させた。
古川氏は4日の会見で、「復帰のための署名などに取り組んでくれた患者の皆さんや多くの方々に感謝したい」と頭を下げた。古川氏が解任された後、病院長が1年2カ月にわたり不在だったことについて、「この間、病院の改革が止まった。医療関係者の働き方改革など、以前から取り組んでいた改革を進めたい」と話した。その上で、「(解任問題で生じた)病院への不信感を解消するため、真摯(しんし)に誠実に対応していきたい」と述べた。(本田大次郎)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル