はたして「美白」は差別なのか。アメリカの大手医薬品ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が、「アジアや中東で美白製品の一部の販売を中止することを決めた」とロイター通信などが報じた衝撃のニュース。背景にあるのは、アメリカで始まりいま世界中に広がっている「人種差別」への抗議活動だ。 【映像】「美白」は差別? ネット上で物議 「この数週間、私たちの美白製品が自然な肌の色よりも白い方が良いことを強調しているといった指摘がありました。しかし、これは私たちの意図ではなく、『健康的な肌こそが美しい肌』です」
ロイター通信によると、中止の理由についてこう説明したジョンソン・エンド・ジョンソン。しかし、実際に美白は差別にあたるのか。インターネット上では様々な意見があがり、物議を醸している。 「『美白』が差別として扱われる世界がとうとうやってきてしまった…」
「なんでもかんでも差別っておかしい。人種差別に対する意識が高まるあまり少し過剰反応しすぎている気がする」
「日本で『美白信仰』が100%人種差別的な文脈であるかというと微妙だけど、化粧品業界が『白い肌こそ美しい』って煽ってきたのは事実としてあると思う。
「なぜ日本人は『美白は良い』という価値観を持ってるの? 肌の色に価値観を持ち込むことは、国際的に批判されることだよ」
はたして、ジョンソン・エンド・ジョンソンは美白製品の販売を中止すべきだったのか。それともそれ以外の方法があったのか。また、世界で根深い問題となっている人種差別への抗議のうねりを受けて、国内の化粧品会社の美白製品の取り扱いは、今後どうなっていくのだろうか。 なお、ジョンソン・エンド・ジョンソンが今回販売を中止するのは、スキンケアブランドの「クリーン&クリア」や「ニュートロジーナ」と呼ばれる一部の美白製品で、日本で該当する製品が売られているかは明らかになっていないということだ。
(ABEMA/『ABEMAヒルズ』より)
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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