暴力団幹部に金品を提供したとして、東京都公安委員会は20日、東証プライム上場の不動産販売会社「三栄建築設計」(東京)に対し、都暴力団排除条例に基づき、利益供与をやめるよう勧告した。同社が同日、発表した。
企業と反社会的勢力の関係が問われる中、暴力団の排除を定めた条例は2011年までに全国で施行された。警察庁によると、利益供与をはじめとする事業者などへの勧告は、全国で年間40~70件程度ある。
警視庁は対象になる事例として、「ホテルが暴力団組長の襲名披露パーティーに使われることを知って宴会場を貸す」「ゴルフ場が暴力団主催と知って、ゴルフコンペを開催させる」などを挙げる。
異例の勧告に専門家は
三栄建築設計への勧告について、暴力団に詳しい弁護士2人に聞きました
三栄建築設計への勧告について、民事介入暴力に詳しい斎藤理英弁護士は、「東証プライム上場企業への勧告は聞いたことがない」と話す。
利益供与で暴力団の活動が活…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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