神戸市中央区の兵庫県立美術館で7月3日、特別展「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」(朝日新聞社など主催)が始まる。開幕準備が進むなか、デザイナーの皆川明さんが会場で壁画の制作を続けている。23日に制作を始め、大がかりな作品になりそうだ。
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展示室の壁に貼った高さ約3メートル、幅約4・5メートルの布に向かい、鉛筆描きの下絵に沿って濃紺のアクリル絵の具を置いてゆく。徐々に姿を現すのは、等間隔の直線が少しずつ角度を変えながら組み合わさった幾何学的な「水草」のイメージだ。線の太さや濃淡の微妙な揺らぎが、フリーハンドの温かみを伝える。
生い茂る水草を挟んで2羽の鳥が向き合う景色は、制作当日の朝に展示室に入ってから浮かんだという。「左上の鳥は、右下よりもやや若い。あまり視界が良くない中で互いに少し気にしながら、つかず離れずの距離感で漂っている」と説明する。鳥のモチーフは、本紙コラム「日曜に想(おも)う」の挿画のための新作ドローイングから着想したという。
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作品のテーマによってさまざま…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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