春待ち月
12月の風物詩の「流行語大賞」。今年の年間大賞は、大リーガー大谷翔平選手にからむ「リアル二刀流/ショータイム」。トップ10には「ぼったくり男爵」「黙食」などが連なった。
ノミネートされたものの、トップ10から外れた言葉がある。その一つ、「ヤングケアラー」は、家族の世話や家事を日常的にしている子どものことだ。国の調査では、中学2年生の17人に1人が、親やきょうだいの世話をしている。
福島有二さん(34)は、この言葉がノミネートされただけで「とにかくうれしかった」。「この生きにくい社会がヤングケアラーの存在に気づき、理解してくれるかもしれない」と思ったからだ。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル