「自宅が一番ストレス」隣人ガチャで苦しみ 彼はマンションを去った

 同じマンションに住んでいたあの女性のことを思い出すと、今も怒りがこみ上げてくる。

 3年前まで住んでいた、都内にある5階建てのマンション。

 2階の一室でひとり暮らしをしていた40代の男性は、休みの日になると、逆にストレスを強く感じた。

 日中になると決まって、1階のエントランスから高齢女性の大きな話し声が聞こえてきたからだ。

 自室は比較的エントランスが近いこともあり、ドアを閉め切っていてもだめだった。

 誰かと話しているようだったが、この女性の声だけしか聞こえない。

 相手の声は聞こえないのだから、女性の声が大きすぎるのは間違いない、と思った。

 「常識的におかしい」

 管理会社のネット上の問い合わせフォームに、「1階のエントランスで会話する女性の話し声がうるさいので改善してもらえないか」という趣旨のことを書き込んだ。

9月。新たな生活のスタートを切った方も多いのではないでしょうか。自分の隣人は選べない「隣人ガチャ」。記事の後半では、専門業者から「隣人ガチャ」と向き合う心得を聞いています。

 その翌日…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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