静岡県小山町須走の県道で観光バスが横転して1人が死亡、多数が負傷した事故で、自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死)容疑で送検された運転手(26)=処分保留で釈放=が急な坂道を「自己流で運転してしまった」と供述していることが、捜査関係者への取材で13日までにわかった。
事故から2カ月が経った13日、県警は運転手をのぞく負傷者数を重傷10人、軽傷18人、負傷なし6人で確定し、運転手の容疑を過失運転致死から過失運転致死傷に切り替えたと発表した。
事故は10月13日、富士山5合目から急勾配を下る「ふじあざみライン」で起きた。県警は事故原因について、フットブレーキを多用して関連部分が過熱し、ブレーキのききが悪くなる「フェード現象」とみており、運転手がフェード現象について忘れたままブレーキを繰り返し踏んだとみて捜査している。運転手がこのコースを運転するのは初めてで、運行会社の安全管理体制も合わせて調べている。
また県警は、バスに故障がなかったか調査するため、エンジンやギアに関連する機械の検証を自動車メーカーに依頼している。海外製の機械もあり、13日の時点で回答はないという。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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