「自殺は防げた」不適切指導の担任から暴行、別児童の保護者が批判

 2019年に熊本市立中学1年の男子生徒が自殺した問題で、市の第三者調査委員会から不適切な指導と自殺との関連性を指摘された小学6年時の元担任教諭が、過去に別の児童への暴行容疑で書類送検され、起訴猶予処分になっていたことがわかった。児童の保護者が15日、熊本市役所で取材に応じ、「あの時、適切な対応がなされていれば自殺は防げたのではないか」と市教育委員会や学校を批判した。

 保護者によると、18年、児童が小学6年生だったとき、亡くなった生徒と同じクラスで親しくしていた。同年4月、児童は入学式の準備中に担任の男性教諭に胸ぐらをつかまれ、用具入れに押しつけられた。直後に痛みや不安、恐怖を訴え、病院で左側頭部打撲や急性ストレス反応と診断された。

生徒の死去後、不適切な指導を認定

 保護者は同月、熊本県警に暴…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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