「自衛隊空白地」の能登、大規模救援に限界 防衛省幹部「甘く見た」

 1月1日の能登半島地震をめぐる自衛隊の派遣は「逐次投入」と批判されたように、2011年の東日本大震災や16年の熊本地震と比べて格段に少なかった。なぜこのような事態が起きたのか。

 自衛隊は能登半島地震発生の翌2日に約1千人、3日に約2千人、4日に約4600人と現場の部隊を徐々に増やし、14~15日に一連の派遣で最多の約7千人が活動した。

 ただし、東日本大震災や熊本地震と比べると自衛隊員数は格段に少なく、「逐次投入」(泉健太立憲民主党代表)と批判された。例えば、熊本地震では最大2万6千人(待機人員を含む)だった。背景には、「今回の被災地は『自衛隊の空白地』と言われても否定できない」(火箱芳文・元陸上幕僚長)という特殊な事情もあった。

 能登半島の自衛隊の拠点は空…

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能登半島地震

1月1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とする強い地震があり、石川県志賀町で震度7を観測しました。被害状況を伝える最新ニュースや、地震への備えなどの情報をお届けします。[もっと見る]

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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