志村英司、松島研人
愛知県警が昨年1年間に受理した110番通報のうち、緊急対応が不要な通報が全体の26・3%だった。1月10日は「110番の日」。県警の担当者は「事件事故への対応が遅れるおそれもある。警察相談専用電話(#9110)や警察署の活用を」と呼びかける。
南署は7日、名古屋市南区のイオンモール新瑞橋でイベントを開き、正しい110番の利用を呼びかけた。県警音楽隊も参加し、人気アニメの主題歌やメドレー曲などを披露。買い物客らが耳を傾けていた。
県警通信指令課によると昨年の110番の受理件数は57万7177件(1日平均1581件)。このうち相談や運転免許証の問い合わせなど緊急の対応が不要な内容は、15万1912件だった。
一方、事件や事故を目撃しても110番通報をためらう人が少なくない。昨年7月にJR名古屋駅の中央コンコースで包丁を持った男がうろついた事件でも、110番通報はなかったという。県警幹部は「容疑者の早期検挙や被害者の保護のためにも、緊急時は素早くかけてもらいたい」と話す。(志村英司、松島研人)
実際にあった不要不急な110番通報の例
・自動販売機で当たりが出たの…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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