商店街での自転車マナーの向上を目指すイベント「押しチャリンピック」が24日、兵庫県尼崎市の三和本通商店街で開かれた。頭上のビニールボールなどを落とさないように約60メートルのコースを姿勢よく自転車を押すことを競った。
同商店街の実行委の主催。3年前、混み合う商店街で自転車をこぐなど、自転車マナーが悪い事例として同商店街の様子がテレビで放送されたことをきっかけにルールの徹底を目指そうと17年から始めた。3回目の今年は36人が参加した。
子どもはビニールボール3個を、大人はピンポン球10個を入れた皿を頭にのせ、なるべくボールなどを落とさずに、所定時間の1分に最も近いタイムでゴールすることを競い合った。
参加した同市の自営業西村剛さん(34)は「意外と難しかった。商店街がすいていると自転車をこぎたくなるが、みんなと楽しく競技することでルールを守らなあかん気持ちになる」。同商店街副理事長の鶴留朋代さん(51)は「子どもが競技に参加することで、大人の意識が少しずつ変わるはず」と期待していた。(中塚久美子)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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