「舞台に立ちウクライナ支える」 避難したバレエダンサー夫妻の願い

 ロシアがウクライナに侵攻してから24日で1年がたつ。ウクライナから埼玉へ避難した人も81人(15日時点)になる。出口の見えない母国の惨状に何を思うのか。県内の出身者らに聞いた。

 来日中に軍事侵攻が始まり、ウクライナに戻れなくなったバレエダンサーのエフゲニー・ペトレンコさんと、埼玉県東松山市出身の長沢美絵さん夫妻にとって、この1年はもどかしい日々だった。「ウクライナへの支援の継続を」と呼びかける。

 2人はキーウ(キエフ)のバレエ団のソリストプリンシパル(最高位)。日本大使館から退避を勧められ、2年前に生まれた息子を連れて昨年2月13日に東松山市に来た。

 「『避難』というより子どもを親に見せたい、という感覚でした。戦争が始まり、いつ戻れるのか分からず、とても混乱した」。長沢さんはそう振り返る。

戦場で命を落としたダンサーも

 所沢の「NBAバレエ団」が…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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