「良かれと思って」柔道五輪の元日本代表を逮捕 4千万円詐取容疑で

宮坂奈津 マハール有仁州 鈴木逸弘

 暗号資産(仮想通貨)の購入費名目で、知人から現金約4千万円をだまし取ったとして、千葉県警は29日、会社役員の丸山顕志容疑者(58)を逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。丸山容疑者は柔道日本代表として、1992年のバルセロナ五輪に出場した経験がある。

 捜査関係者によると、逮捕容疑は2018年以降、千葉県東金市の会社役員の70代女性らに「仮想通貨に投資すれば、必ずもうかる」などとLINEや電話で暗号資産の購入を持ちかけ、現金約4千万円を詐取したというもの。県警は被害総額が数億円に上るとみている。

 丸山容疑者は昨年11月、朝日新聞の取材に「最初からだますつもりはなかった。仮想通貨は被害者のために良かれと思って紹介した」などと説明していた。(宮坂奈津、マハール有仁州、鈴木逸弘)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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