新型コロナウイルスに関連するグッズとして、「花粉症です うつりません」などのメッセージを記した缶バッジが好評で、石川・七尾市の株式会社カワテンは「喘息(ぜんそく)です うつりません」や「アレルギーです うつりません」の缶バッジも製作、販売している。
同社は書かれた文字が目立つように配慮。他社製品にはキャラクターを前面に押し出した商品もあるが、同社担当者は「(キャラクターで)かわいいものよりも、バッジを着ける意味を考えれば、困っている人が訴えやすいように文字を中心にした」と説明した。
開発のきっかけは顧客からの要望だった。3月下旬、テレビ番組の中で「電車の中でせきをしたら怒鳴られた」などと報道され、ある客から、自分の症状が周知できるような物がほしいと相談を受けたという。
「都会では電車移動が多い。『せきは花粉症ですよ。コロナじゃないです』と分かれば周りも安心できる。自分も(周囲にいやな顔をされず)安心できます」
あくまでもシンプル、伝わりやすさを求めた。楽天市場でも人気を集め、好評だったことから、新たに、自分で文字を入れられる商品を売り出した。せきのみならず、「目が見えない」「妊娠初期」など、外見からでは判断しにくい事情を周知する役割が求められた。ヘルプマークと同じような意味合いだが、同担当者は「もっと直接的に、周囲に伝えられる手段として使ってもらえれば」と話している。【南谷竜則】
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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