「菅さん、現場では明かりが見えないんです」 政権1年への思い

皆さんの身近な困りごとや疑問をSNSで募集中。「#N4U」取材班が深掘りします。

 昨年9月に誕生した菅政権のこの1年を、あなたはどう見ましたか? SNSで悩みや疑問を募る「#ニュース4U」は、菅義偉首相が総裁選への不出馬を表明した3日から、LINE公式アカウントに登録している「友だち」に尋ねたところ、約100人から声が寄せられた。

学術会議「説明責任果たさず、うんざり」

 「説明責任を果たさなかった」。取材班とのやり取りで、目立った意見だ。

 「国民に納得できる説明ができない政権だった。日本学術会議の任命拒否問題が典型的。そこに尽きる」。神奈川県藤沢市の男性(83)はそう指摘した。「国会論戦でも記者会見でもはぐらかす回答に終始した。国民への背信行為だ」

 菅首相は政権発足直後、日本学術会議の会員候補6人の任命を拒否。その理由を説明しなかった。他にも、首相の長男が勤める「東北新社」による総務省幹部への接待問題でも事実解明に指導力を発揮しなかった。森友学園問題での公文書改ざんでは再調査を否定し続けた。大阪市の主婦(75)は「説明責任を果たさない安倍政権を継承した菅さんに期待はしていなかったけど、あまりに納得できる言葉がなくて、もううんざりと思っていました」とのメッセージを寄せた。

 昨年9月の就任会見で、菅首相は新型コロナウイルス感染防止と経済再生の両立を最優先課題に挙げた。だが、有効な政策を打てたのか、疑問を投げかける声も。

 大阪市で印刷業を営む男性(…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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