母親をハンマーで殴って殺害しようとしたとして、福岡県警春日署は13日、東京都西東京市下保谷2丁目、無職小島光貴容疑者(23)を殺人未遂の疑いで緊急逮捕し、発表した。「虐待を受けていて、復讐(ふくしゅう)しようと思った」などと容疑を認めているという。
発表によると、小島容疑者は12日午後10時15分ごろ、同県春日市内にある実家で、母親(59)の頭をハンマーで複数回殴り、首を絞めて殺害しようとした疑い。母親は頭の骨を折るなどの大けがを負ったが、命に別条はない。
小島容疑者は「両親から虐待されていた」と供述。高校卒業後、虐待から逃れるために上京し、9月26日、両親を殺害する目的で福岡県内に戻ってきたという。
両親が就寝中に襲おうと様子をうかがい続け、事件当日の日中、1階リビングの窓を割って実家に侵入。2階のクローゼットに隠れ、両親が1階で寝るのを待った。
だが、母親が飼い猫を探しに2階に上がってきたため、見つかると思い、クローゼットから飛び出し、母親を襲ったという。2階のベランダから飛び降りて逃走したが、約1時間半後、約600メートル離れた駐輪場にいたところを署員に発見された。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル