埼玉県伊奈町で低栄養状態の長女(当時4)を放置して死亡させたとして両親が保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された事件で、両親が逮捕前の任意聴取に「虐待がばれると思い病院に連れて行かなかった」などと話していたことが捜査関係者への取材でわかった。長女の腹や背中などには数十カ所のあざがあったが、顔にはなかった。また、両親は幼稚園や保育園に通わせていなかったという。県警は、いずれも暴行を隠すためだった可能性があるとみている。
捜査関係者によると、父の岩井悠樹(30)、母の真純(28)両容疑者は任意聴取の際、長女の心(こころ)ちゃんについて「トイレがうまくできずにいらいらして、2017年11月ごろから暴行した」などと説明。下半身を拭くために両足を無理に広げるなどし、心ちゃんは腰が曲がって足も負傷し、歩行が困難になったという。
両容疑者は心ちゃんが死亡した17年12月21日の数日前、くの字に曲がった腰をまっすぐにするために心ちゃんをうつぶせにし、背中に重さ約3キロのダンベルを置いたと説明したという。
伊奈町が母子に接触した16年…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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