米軍の輸送機オスプレイが墜落した衝撃は、関係する全国の自治体にも広がった。情報収集に追われ、徹底した原因究明や一時的な飛行停止を求める声が相次いだ。
沖縄県は11月29日、事故原因が究明されるまで全ての米軍オスプレイの飛行を停止するよう日本政府を通じて米側に求めた。
だが、市街地の真ん中にある米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)周辺では30日、防衛省の飛行停止要請後もオスプレイの飛行が相次いで確認された。
宜野湾市内の女性(50)は「昨日の今日で飛んでいるなんて」と驚いた様子で話した。
事故のことが気になり、基地を見渡せる高台を訪れたといい、「危険性がずっと指摘されているのに普通に飛んでいる。もし落ちたらどうするのかと思うと不安で、怒りがわく」と語った。
鹿児島県は29日午後2時45分ごろ、県警から「屋久島空港近くの海岸にオスプレイが左エンジンから火を噴いて着陸した」との連絡を受けてから、夜通しで情報収集にあたった。
県は30日、防衛省九州防衛…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル