「被害者と面識ない。誰でもよかった」殺人容疑で逮捕の21歳自衛官

光墨祥吾 西崎啓太朗 関ゆみん

 京都市東山区マンションの階段踊り場で3日、住人の岡田好次郎(よしじろう)さん(82)が血を流して倒れているのが見つかり、その後死亡が確認された事件で、京都府警は10日、岡田さんを殺害したとして、陸上自衛官の水島千翔(ゆきと)容疑者(21)=住居不定=を殺人の疑いで逮捕し、発表した。「被害者と面識はなかった。誰でもよかった」と容疑を認めているという。

 府警によると、水島容疑者は3日午後7時55分ごろ、京都市東山区本町8丁目のマンションの2階と3階の間にある階段踊り場付近で、岡田さんを刃物のようなもので複数回突き刺すなどして殺害した疑いがある。

 防犯カメラなどの捜査から水島容疑者が浮上。現場から歩いて逃げ、電車に乗って移動したとみられるという。捜査員が10日午前、東京都港区内で水島容疑者を見つけて逮捕した。持っていたリュックに刃体十数センチの文化包丁があったといい、事件に使われた凶器かどうか鑑定などを進める。

 水島容疑者の勤務先の関係者から4日、「3日朝から(水島容疑者の)所在がわからない」と府警に届け出があったという。岡田さんとの接点は確認されておらず、府警は容疑者の事件前の足取りについても調べる方針。

 司法解剖の結果、岡田さんの死因は背中を刃物のようなもので刺されたことによる失血死だった。府警は3日午後6~9時ごろに死亡したとみている。(光墨祥吾、西崎啓太朗、関ゆみん)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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