「被害者の声を無視」 旭川いじめ中間報告、遺族側が所見で批判

 旭川市で昨年3月、市立中学2年の広瀬爽彩(さあや)さん(当時14)が凍死体で見つかり、遺族がいじめを訴えた問題で、市教委の第三者委員会の中間調査報告への遺族側の所見書が31日、公表された。所見書では中間報告を「被害者遺族の声を無視した」と指摘、今後の調査に協力しない可能性にも触れている。

 所見書は21ページあり、遺族側弁護団が30日に今津寛介市長に提出。個人情報にかかわる部分を除く概要を公表した。

 いじめの有無などを調べた第三者委は3月末、中間報告をまとめ、遺族側へ伝えた。報告では、生徒や教職員らにヒアリングした結果、広瀬さんが中1の1学期の時、LINEで性的な動画の送信を要求されたり、からかう言動を続けられたりするなど、上級生7人からいじめを受けていたと認めた。

 所見書では中間報告への疑問…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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