「西武本店は池袋の顔」 豊島区長、そごう・西武のスト予告受け懸念

滝沢貴大

 大手百貨店そごう・西武の労働組合がストライキを31日に行うと会社側に通知したことを受けて、西武池袋本店がある東京都豊島区の高際みゆき区長は29日、「ストとなると、区民をはじめ多くの人に影響があると思う。そごう・西武にも区にもプラスになることはない」と述べた。

 高際区長は「西武本店は池袋の顔。何とか回避してほしいと思っていたし、今も同じ気持ち」とした上で、「ストが起きるということは、従業員の方々は現状の案では事業が継続できないと思っているのでは、という懸念もしている」と続けた。

 ストを巡っては、親会社のセブン&アイ・ホールディングス(HD)が米投資ファンドへの売却実行を31日に正式に決議したい意向を示し、労組はこの日に決議を強行するなら、池袋本店で働く約千人が終日、出社をやめるとしている。

 流通・サービスの労組で作る産業別組織UAゼンセンによると、大手百貨店でのストライキは1962年の阪神百貨店以来約60年ぶり。(滝沢貴大)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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