どうすれば、伝わる表現になるか。石田年保先生は、写真と、それに合う言葉を掛け合わせた詩「フォトポエム」づくりを通じて、児童に考えさせる国語の授業を続けてきた。
6月下旬。4年1組の教室で、モニターに木のうろの写真が映し出された。
「これは何に見えますか?」
石田先生が問いかけると、児童らは「顔!」「恐竜!」などと口々に答えた。写真は、前回の授業で児童がタブレットを使い、校内で撮影したものだ。
「顔だとしたら、どんなことを言っていると思いますか?」。次の問いにも、元気よく手が挙がる。
「おなかすいた」「食い殺してやる」「二日酔いでうえー」「ガオー」
児童の答えに、石田先生は相づちを打つ。「他のものに例えると、色々想像できるよね」。別のものに見立てるという表現方法を、意識させる。
「見立てる」以外の表現方法は
次にモニターに映し出された…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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