「親に愛してほしかった」 宗教2世の遺書から生まれた映画が公開

 宗教2世が残した一通の遺書から、映画が生まれた。監督自身も新興宗教の元信者。300人以上の2世らの証言を集め、宗教を背景とする虐待の実態を描いている。

 映画「ゆるし」は、新興宗教の信者を母に持つ、高校生の2世信者「すず」が主人公。教えに反すると、母からむちで打たれるなど虐待を受け、学校でも宗教を理由に同級生らからいじめを受けていた。だが祖父母に会ったことをきっかけに、入信前の優しい母の姿を知り、教義に疑問を持ち始める――。

 監督・脚本・主演などを務めたのは、平田うららさん(23)。大学時代、就職活動でうまくいかず、悩んでいた時に新興宗教を紹介された。自分に自信を失っていたが、肯定されるような言葉をかけられ、心の支えになっていった。

 だが、信者ではない交際相手や友人と関係を絶つように教団から言われ、次第に教義に違和感を抱くようになる。

映画は4月4日までアップリンク吉祥寺で上映されています。今後も、大阪や京都などでも上映予定だそうです。

 ある牧師に相談すると、「神…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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