「許してくれ」落ちるイモにわびた 十勝での農業バイト、記者が体験

 北海道・十勝地方の9月は、ジャガイモの収穫最盛期。一年で最も忙しいこの時期、農家を支えているのが農業バイトだ。ここ数年で普及してきているのが、1日単位で農家とバイトをしたい人をマッチングするスマホアプリ「1日農業バイト daywork(デイワーク)」。日頃、運動不足でおなか周りが気になっている記者(51)も、1日ならできそうと挑戦してみた。

 本格的な農業経験がないので、どんなものを着ればいいかも分からなかった。農協の人に聞いたところ、家にある服で十分とアドバイスを受けた。作業ズボンとTシャツ、長袖のジャンパー、長靴を用意。手袋は手のひらの側がゴムで、手の甲がメッシュのものが良いというので、ホームセンターで数百円で購入した。

 迎えたバイト当日、お世話になったのは、帯広市内から車で約30分の幕別町の小田嶋農場だ。

 待ち合わせの午前7時すぎに農場に到着すると、社長の小田嶋知之さん(45)が笑顔で出迎えてくれた。

 あいさつのあと、農場の女性スタッフ「ミキさん」(54)の車の後に付いて、畑に向かって車を走らせる。

 約10分後、高台に広がる約5ヘクタールのジャガイモ畑に到着した。

 すっかり草は刈られて、何本…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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