2020年東京五輪・パラリンピックで東京都が新設する競技会場に、6種類のバリアフリートイレが設けられる。「誰でもトイレ」などと呼ばれる多機能トイレにひとまとめにせず、子連れやお年寄り、障害者らのニーズに合ったトイレを使ってもらうために細分化するという。ただ、快適な利用には課題もありそうだ。
6種類のうち三つは男女共用の広い個室で、「車いす対応」▽「車いす対応で介助用ベッド付き」▽「男女共用(異性介助ができ、カーテンで仕切られた介助者の待機スペース付き)」。残る三つは男性用、女性用にそれぞれ設ける「手すり付き」▽「オストメイト(人工肛門(こうもん)などを使う人)対応」▽「乳幼児対応(ベビーチェアやベビーベッド付き)」。
これらは水泳会場となるアクアティクスセンターやボート・カヌー会場の海の森水上競技場など、都が新設する6施設に整備する。バリアフリー法では2千平方メートル以上の駅や公共施設などに、一つ以上の車いす用とオストメイト対応のトイレを義務づける。バレーボール会場の有明アリーナ(1万5千席)では、機能別の6種類のトイレの数が計132に上る予定だ。
トイレを細分化するのは、当事者からの声があったからだ。
都が事前に障害者団体などに意…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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