「豆腐屋の悲願」 3分の1廃棄のおから、人気企業が開発した活用法

 豆腐をつくる過程で出るおから。多くが産業廃棄物となっている。その現状を変えようと、豆腐メーカーがプラスチック製品に加工するための原料となる「おからペレット」を開発した。メーカーの社長は「おからの有効利用は豆腐屋の悲願。業界全体にも広めていきたい」と意気込む。

 前橋市の豆腐製造大手「相模屋食料」。チーズのような風味と食感が人気の「BEYOND TOFU」といった新感覚の豆腐などを作っている。

 グループ全体で年間約5万3千トンの大豆を使っており、製造過程では使った大豆と同じ量のおからが出る。食用や飼料、猫砂などに転用されるが、それでも3分の1は産業廃棄物として処理されている。

含有率51%に執念、「加工物」に

 鳥越淳司社長は「おからは水…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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