元衆院議員で農林水産相などを務めた玉沢徳一郎氏(81)が盛岡市内の自宅で銃撃された事件で、岩手県警に銃刀法違反容疑(加重所持)で現行犯逮捕された同県奥州市の農業高橋脩(ひさし)容疑者(82)が、「貸した金の件で話をしに行ったが、話がつかず撃った」と供述していることが、捜査関係者への取材でわかった。
県警によると、玉沢氏は10日正午から午後2時までの間に、盛岡市中心部にある自宅内で足を撃たれた。約2週間のけがという。県警は高橋容疑者が玉沢氏に拳銃を向けていることから、殺意があったと判断。近く殺人未遂容疑で逮捕する方針。
高橋容疑者が開設したとみられるホームページには、2人は高校の同級生で、1972年に選挙資金として玉沢氏に貸し付けた1千万円が返却されていないと主張する記載があった。捜査関係者によると、高橋容疑者は「数発撃った。昔からの友人。金銭トラブルがあった」と供述しているという。
県警によると、高橋容疑者は10日午後2時10分ごろ盛岡東署に自首。回転式拳銃1丁と実弾1発を所持した容疑で逮捕された。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル