気温は6度。まだまだ寒い2月上旬、京王線千歳烏山駅(東京都世田谷区)に来た。沿線に住んでいるのに、あまりなじみがなかった。せっかくなら楽しく歩きたい。中学・高校の同級生で、偶然にも今は同じ会社の同じ部署で記者をしている「あず」と待ち合わせた。
世田谷の小京都「映えスポット」は…
さっそく目指したのは、「世田谷の小京都」と呼ばれている烏山寺町。区の史料によれば、関東大震災の後、浅草や築地、麻布、芝などから26の寺院が集まったという。
バスから窓の外を眺めていると、立派な門構えの寺が左右に並んでいた。「寺院通一番」で降り、「烏山寺町ぶらり散策マップ」を片手に歩いた。
宗派はバラバラだが、どれも特徴的なつくりの寺ばかり。閑静な住宅街の一角に、別世界が広がっていた。江戸時代に活躍した浮世絵師の喜多川歌麿や、落語家の三遊亭圓生(えんしょう)の墓がある寺などを見て回った後、高源院に着いた。
岩崎宗光住職(77)による…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル