うな重やかば焼きに中国産ウナギを使っていたにもかかわらず、「国産」と偽って売っていたとして、近畿農政局は31日、奈良県大和高田市の食品販売会社「うな源」に対し、食品表示法に基づき、表示の是正や再発防止策を指示した。偽装は計約16万個にのぼるという。
同局によると、うな源は中国産の生きたウナギを仕入れ、店で加工して売っていた。2020年4月1日から11月30日、うな重やかば焼き、ひつまぶし、う巻きなどのラベルに国産と表示し、大和高田本店や奈良店など県内4店舗と大阪市のあべのハルカス店、通信販売で計15万8873個(10万1151匹)を売ったという。
同局の食品表示110番に情報提供があり、20年11月から22年1月に5店舗に立ち入り検査した。うな源側は不適正表示を認め、「中国産は身が大きくてやわらかく、安価なので使ってしまった」「百貨店とうな源自身のブランドイメージのために中国産を国産とした」と話しているという。
同局は、表示の是正や原因究…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment