「車はまだか」五輪ファミリーに迫られボランティア困惑

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藤野隆晃、前川浩之 伊木緑、吉沢英将

 東京オリンピック(五輪)を下支えしている大会ボランティアが運営上のトラブルに巻き込まれ、困惑している。新型コロナウイルスの感染急拡大も重なり、思い描いていた五輪との落差に戸惑いを感じる人たちもいる。

 「オリンピック・ファミリー・アシスタント」(OFA)

 東京都心の高級ホテルに滞在する国際オリンピック委員会(IOC)や各国オリンピック委員会(NOC)幹部の「お世話係」として案内や通訳などを務めるボランティアは、こう呼ばれている。

 「私の車はまだか」。ある案内役は、NOC役員が自国選手の激励のためにホテルから競技会場に向かう際、送迎車の到着が30分~1時間遅れ、案内役にこう詰め寄る光景が日常茶飯事になっていると証言する。

 遅れの原因は、大会組織委員…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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