「逃げ場」だったお風呂 休学して湯巡り300カ所、三十路の新境地

 「温泉オタクな会社員」として、SNSなどで情報発信している永井千晴さん(30)。

 大学時代に温泉巡りを始め、これまで500カ所以上の湯につかってきた。

 温泉にまつる記事の執筆やセミナー登壇、旅行プランの監修なども務めているが、いずれも副業

 本業はコンテンツ会社「CHOCOLATE Inc.」のプロデューサーだ。

 3年前に幻冬舎から出版した「女ひとり温泉をサイコーにする53の方法」も、週末の休みを使って書き上げた。

 本業でキャリアを築きながら、それとは別に「やたら温泉に詳しい人」という一面を持ち続けていたい。

 新卒でヤフーに就職した時も、CHOCOLATE Inc.に転職した時も、そう思っていた。

「逃げ場」だったお風呂

 そんな永井さんにとって、お風呂は「逃げ場」だった。

 育った家は横浜市郊外にある…

この記事は有料記事です。残り2981文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment