国民1人当たり10万円を配る特別定額給付金の手続きを装った詐欺未遂事件が福岡県内で数件発生していることが18日、捜査関係者への取材で分かった。福岡市職員をかたって家を訪問する手口もあり、県警が警戒している。
捜査関係者によると17日午後7時ごろ、同市南区の民家に市職員をかたる若い男女が訪問。「通帳を見せてくれたら給付金が早急に振り込まれる」などとうそを言い、通帳などをだまし取ろうとしたという。家人が不審に思って断り、福岡南署に電話した。「給付金の手続きを代行する」といった電話があったという相談も複数寄せられている。
給付金の申請方法はオンラインか郵送の2種類。福岡市は郵送申請書類を15日から順次発送している。担当者は「申請に関して職員が戸別訪問することはない」。県警は「給付金関連の詐欺が増える懸念がある。電話や訪問での手続きは全て詐欺と疑って相談を」と呼び掛けている。 (西村百合恵、森亮輔)
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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