新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言を受け、東京消防庁と東京都、渋谷区の職員が15日夜、多くの若者が集う東京・渋谷のスクランブル交差点や飲食店などが並ぶセンター街で不要不急の外出を控えるよう促した。在宅の機会が増えるため火の用心を呼びかけるのに合わせた取り組みで、「週末はステイホームでお願いします」などと声をかけた。
一方、警視庁も同じ場所に渋谷署員ら約60人を投入し、時短営業の飲食店などに閉店後の戸締まりを徹底するよう求めた。昨春の緊急事態宣言下で臨時休業や時短営業の店から金品が盗まれる被害が相次いだためで、署員らは「閉店中の店舗は防犯対策をしっかりしてください」と声をかけた。通行人には「悪質な客引きは相手にしないでください」と呼びかけた。
渋谷センター商店街振興組合の小野寿幸理事長は「コロナが収まらないと商売も成り立たない。渋谷は注目度が高いので多くの人に注意喚起ができてよかったのではないか。できることは協力したい」と話した。(角詠之、高島曜介)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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