東京都目黒区で船戸結愛(ゆあ)ちゃん(当時5)を虐待死させたとして、保護責任者遺棄致死の罪に問われた母親の優里(ゆり)被告(27)の裁判で、判決後、裁判員を務めた3人と補充裁判員だった1人が会見に応じた。
「もうおねがいゆるしてください」などと結愛ちゃんがノートにつづった言葉について、50代の会社員女性は「非常に痛々しいと感じた」。50代の会社員男性は詳細を避けつつ「衝撃的な文章だが、調べていくうちに印象は変わった。複雑な事情が絡んだ事件だと感じた」と語った。
虐待の背景として心理的DVが争点になり、40代の会社員男性は「被害者の苦しみはさることながら、自分のなかでどうまとめていくのか非常に難しい判断でした」と打ち明けた。
また法廷で何度もしゃくり上げた優里被告について、会社員女性は「これからすべてのものを背負って生きていかないといけない。率直につらいだろうと思った」と発言。伝えたいことがあるか問われると、「私も同じ人間で、過ちは誰でも起こしうる。私から言える言葉はありません」と話した。(阿部峻介)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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