「選びたい人生」選べる国か 夫婦同姓「合憲」に若者は

会員記事

三島あずさ、伊木緑、藤野隆晃

【動画】最高裁の合憲判断を受け、報道陣の取材に応じる弁護士と申立人=関田航撮影

 夫婦別姓を認めない民法と戸籍法の規定を「合憲」とした23日の最高裁決定。同姓にするか、別姓にするか、選べるようにしてほしいと求めてきた若者たちの間には、落胆や怒りの声が広がった。

「次世代へのメッセージ」と期待したが

 「日本は私たち若者が選びたい人生を選べる国なのか、そうではないのか。今回の決定は次世代へのメッセージでもあると思っていただけに、とても残念。でも『やっぱり』という気持ちもある。裁判官の男女比がいびつすぎるのも問題だと改めて感じました」

 30歳未満によるプロジェクト「#男女共同参画ってなんですか」代表の桜井彩乃さん(26)は、取材にそう語った。最高裁決定が報じられると、共に活動する仲間たちの間ではSNSで「絶望した」「人権問題なのに、なぜ」との言葉が飛び交ったという。

 桜井さんらは政府の第5次男…

この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。

残り:1594文字/全文:1957文字

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment