「遺骨在中」変わる供養の形 骨も墓も上京してくる現代

 東京都大田区南馬込の環状7号線沿いにたたずむお寺「本寿院」には時折、全国各地からゆうパックが届く。配達員が両手で抱えてくる真っ白い30センチ四方の段ボール箱。送り状には、こう記されている。

 「品名 遺骨」

 箱の中身は骨つぼと火葬許可書。送り主は、供養を望む遺族たちだ。

 同院では、仏像の胎内に納骨して弔う「お骨仏」という供養を請け負う。郵送や持ち込みで届けられた遺骨の一片を納め、残りの骨は栃木県日光市で樹木葬にする。費用は3万円。追加経費は一切かからない。

 その手軽さが、宮城県大崎市の女性(79)にも魅力的に映った。

 子どもはなく、アパートで一人…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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