能登半島地震の被災地から、SNSの動画などで「#避難所のリアル」を発信している被災者がいる。時間の経過とともに、薄れていくかもしれない関心をつなぎとめたいとの思いがある。
発信するインスタグラムとTikTokのアカウント名は「田鶴浜体育館」。石川県七尾市の体育館の避難所にいる大学4年生、中村斗星(とし)さん(22)が運営する。
数日に一度ほどのペースで、避難所での体操、地元の人が作ってくれた棚や炊事用の小屋、一緒に過ごす犬や猫の姿、笑顔で納まる避難者の集合写真などの避難生活の様子や、支援への感謝などが投稿されている。
TikTokに2日に上がった「避難所生活33日目」の投稿では、館内を映した動画と、こんな解説が記されている。
「水道が復旧して、家に帰れる様になった人、仕事が再開して田鶴浜体育館避難所から出勤している方々も増えることで昼頃は避難者が少ない」
被災者をとりまく状況の変化の記録にもなっている。
発信のきっかけ、そして、気づいたこと
1月1日の地震で、中村さん…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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