「部活の顧問をやめたい」 職員会議に流れた沈黙、決断の代償と変化

 西日本の公立中学校の20代男性教諭は、ソフトテニス部の顧問として、少し前までこんな生活を続けてきた。

 平日は朝練のため午前7時半には校庭へ。終わればすぐに職員朝礼、ホームルーム、授業と続く。

 授業がない時間は提出物や宿題をチェック。昼休みも委員会活動などで座る時間すらない。

 放課後になると、すぐに着替えて部活動へ。

 午後6時に生徒が帰ると、職員室での事務作業が待っている。

 行事の準備や部活の大会出場申請、生徒指導の書類作成……。

 朝から動き回って疲れ果て、授業準備に手が回らないまま、午後9時ごろまで働いて学校を後にする。

 土日も試合や練習でつぶれた。数カ月に1回、休みがとれればいい方だった。

 食事を作る時間も気力もなく、コンビニで弁当を買って帰る日々。風呂で眠り込んでしまうこともしばしばだった。

 アパートの部屋にどんどんゴミがたまっていった。

 限界だった。

連載「いま先生は」の第3部では、教員の部活指導の実態を取り上げ、今後のあり方を探ります。

職員室の話題の半分は…

 男性がこの部の顧問になった…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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