「里帰りテレワーク」導入 きっかけは30歳女性部長の言葉

 コロナ禍と働き方改革で注目が集まるテレワーク。NTTがグループ会社の約3万人を「原則在宅勤務」とする新制度の導入を発表するなど拡大が続く一方、セキュリティー対策などの課題も浮かぶ。コロナ下でいち早く、実家に帰省して勤務する「里帰りテレワーク」を導入したベンチャー企業は、どんな対策を取ったのか。

 プライバシーマーク(Pマーク)取得支援コンサルティング会社「ユーピーエフ」(本部・東京)は、2020年4月に「里帰りテレワーク制度」を導入した。東京本部の社員が、実家がある大阪に帰省し、大阪営業所に2カ月間出社して仕事をするという利用の仕方も出てきたという。

 社員数40人ほどのベンチャー企業が導入したきっかけは、コロナ禍最初の緊急事態宣言が出た20年4月、セールス部門の部長赤間萌さん(30)が「宮城県の実家に戻って仕事がしたい」と仲手川啓社長(43)に伝えたことだった。

 営業の仕事なので、最初のう…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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